夢いっぱいの住宅建築の計画ですが、夢の大きさと比例して「金額」が膨らんでいくという特徴があります。
家づくりには一体どれくらいかかるのか?
高い設備を入れて、高級な外壁を使って・・・立派な門や塀をつくる…という形を取ると、どんどん高くなる一方、可能な限り無駄を省いて、シンプルな作りにしていくことで、コスト削減の住宅を建てることもできます。
流通形態、経営形態から、大きく分けて3つのパターンの金額の目安を確認することができます。
消費税導入、コロナ、ウッドショック、原材料不足による各メーカーの値上げラッシュを経て、2023年の目安です。
●大手ハウスメーカー 80-100万円/坪
●地場工務店注文住宅 65-75万円/坪
●ローコスト住宅 50-60万円/坪
「ふくかぜの家」があるのは福井県越前市ですが、この金額は東京でも、九州でも、北海道でもそう大きくは変わりません。
これを例えば40坪の建物としたときに、範囲の中の中央の金額を仮設定して掛け算をすると
●大手ハウスメーカー
40坪×90万円(中央値) =3,640万円
●工務店注文
40坪×70万円(中央値) =2,800万円
●ローコスト住宅
40坪×55万円(中央値で計算)=2,200万円
※大手ハウスメーカーは、展示場などは坪単価90万円どころか、坪単価200万円するような仕様になっていることもあります。
※ローコスト住宅はよく「建物本体価格700万円!」などと打ち出して広告されていますが、必要なものを積み上げていくと最終的にはその金額の倍を超える金額になるのが普通です。