一戸建ての新築住宅を建築すると、賃貸では禁止だったり、隣近所への迷惑を考えて飼えなかったペットを飼うことができるようになります。
あるいは、ペット飼育可能なマンションなどにお住まいで、一戸建てを建築し、犬や猫のペットも生活しやすいような間取りをつくるケースもあります。
注文住宅は、すべてがオーダーメイドの建物ですので、人間だけでなく、家族同然のペットにとっても快適な住まいにすることができます。
ペットは飼育する人にとって、毎日の暮らしを共にするパートナーと言えます。
家族の一員ですので、人間と同じように快適に暮らせるように、掃除や散歩などのお世話はもちろん、外出する際のことも考慮することが必要です。
人間の家族構成が変わっても、年齢を重ねても一緒にいられるように、お互いに豊かな時間が過ごせるように、家を建てるときには間取りや生活スタイルの工夫があるとよいですね。
飼い主の悩みとは
ペットを飼うときの飼い主さんの悩みのアンケート結果があります。
それによると
悩みの第一位は「抜け毛」だそうです。
続いて「ニオイ」「トイレの始末」「室内のキズ」と続きます。
これらは「室内で飼育する場合」の悩みですが、2020年の統計で犬も猫も、7-8割の飼い主さんが室内で飼っているとのことです。
ペットを飼うと、その存在に心癒され、生活に張りが出ます。
長い時間が経つと、人間の家族と同じように、大切な唯一無二の存在となっていきます。
それだけに、ペットが家族にいる前提で家を建てる方は、ペットにとっても快適な住まいが実現できるような間取りや、生活空間の利便性を考えましょう。
たとえば、玄関は、訪問客があったときに、ペットが飛び出してしまったりしないような設備の設置、散歩後の足を拭くスペースや収納の確保など、人間だけのご家族では考えることがない、様々な工夫が考えられます。
悩み事第二位のニオイの問題とも関係してきますが、ペットのトイレの場所や、洗い物をする場合の浴室や洗面所への動線などもよく考える必要があります。
そしてニオイがこもらないように、換気についても考えるとよいでしょう。
ペットを愛するご家族は、家をつくるタイミングでペットにとっても快適な住まいを検討すると、お互いに末永く快適に人生を過ごすことができます。